NOGUCHI NAOHIKO SAKE INSTITUTE
2017 OPEN
農口尚彦研究所
「酒づくりの神様」の匠の技とスピリッツの次世代継承をミッションとし、地域雇用や地元米使用、サケツーリズムなど、地方創世の一端を担う新時代の酒蔵。
農口尚彦研究所の概要
農口杜氏の約70年の酒づくり人生の集大成として、後継者育成の施設として創られた「農口尚彦研究所」。酒蔵内には農口杜氏の「匠の技」を伝える酒造エリアの他に、「酒づくりの精神」を伝えるテイスティングルーム「杜庵」や、「杜氏の生き様」を伝えるギャラリーも併設し、SAKEツーリズムの発信地としての役割を担う。
杜氏 / 農口尚彦
「酒造りの神様」の異名をもつ日本で最も有名な日本酒醸造家の一人。16歳から酒造りの道に入り、弱冠27歳で「菊姫」の杜氏に就任。能登杜氏四天王の一人として一躍有名になる。低迷を続けた日本酒市場で 「吟醸酒」をいち早く広め、吟醸酒ブームを生み出した立役者で、戦後失われつつあった「山廃仕込み」の技術も復活させ、山廃ブームの火付け役にもなった。全国新酒鑑評会にて連続12回を含む通算27回の金賞受章、2008年には黄綬褒章を受章。
杜庵(とうあん)
目前には田圃が広がり、反対側の窓からはお酒を濾過する藏人の作業風景。お酒が誕生する瞬間が望める、至高のテイスティングルーム「杜庵」。建築や内装のディレクションは、十一代 大樋長左衛門が担当。日本酒や農口杜氏の歴史に触れるギャラリーの観覧と、杜庵での有料試飲コースがセットになった日本酒体験プラン「酒事」は、事前予約制。
お酒
商品ラインナップは、スタンダードラインの「農口五彩」の5つのバラエティーと、プレミアムラインの「リミテッド エディション」の二部構成。
リミテッド エディションは、自社WEBサイトでのみ販売予定で、ハイエンドモデルは九谷焼 錦山窯三代当主、人間国宝 吉田美統がボトルデザインを手掛ける。
DATA
- Location : 石川県小松市
- Opening : 2017年11月
- Client : 株式会社農口尚彦研究所
- Architecture : 株式会社カフェ
- Interior Design : 株式会社カフェ